山形で取材した「推し旅」。旅の楽しみの一つ「おいしい食べ物」の注目スポットを紹介する。
「芋煮会」をいつでも手ぶらで体験
山形市に2023年12月にオープンした、道の駅やまがた蔵王。その目玉の一つが「芋煮広場」だ。
この記事の画像(12枚)サトイモが主役の山形の秋の味「芋煮」は、家族や仲間と河原で「芋煮会」を楽しむのが定番のスタイルとなっている。巨大な鍋で約3万食の芋煮を作る「日本一の芋煮会フェスティバル」は、今や全国区となった。
その「芋煮会」を秋に限らず手ぶらで体験できるのが、道の駅の一角にある「芋煮広場」だ。
さとう農園・佐藤卓弥社長:
オールシーズン、手軽に本場のまきで作った芋煮を食べられるというのが醍醐味
利用を申し込むと、鍋やまきなどの道具やサトイモ・牛肉などの食材をすべて用意してくれる。出来上がった芋煮を食べるだけでなく、火をおこしたり、食材を洗って調理したり、“芋煮会をまるごと体験できる”のが魅力だ。
この日も、地元・山形の人が北海道から来た友人をもてなす場として芋煮広場を利用していた。
北海道から:
初めて。お肉も芋もおいしい
山形から:
炊事も少しできるので、本当の芋煮会体験にはうってつけ
困ったときにはスタッフが助けてくれるので、初めてでも安心しておいしい芋煮を作ることができる。
さとう農園・佐藤卓弥社長:
本格的に河原で芋煮をするのはハードルが高く、準備するのが大変というところがある。県外の人もこちらで実際に作ってもらって、家に帰った後も自分の土地の食材を使って芋煮を作っていただけたら
芋煮体験は7日前までの事前予約が必要だが、広場にはキッチンカーもあり、いつでもおいしい芋煮が食べられる。
“お得でワクワク”肉のガチャガチャ
続いて、天童市で山形牛を育て、精肉の直売もしている「なごみ農産」を紹介する。
自社ブランドの高級和牛「和の奏」は、2023年、めざましテレビが企画した「うま撮グランプリ」で全国2位に輝いたステーキ丼にも使われている。おいしさの秘密は、牛たちに与える「エサ」。100%国産にこだわり、可能な限り地域の農家からコメやトウモロコシなどを仕入れ、毎日配合している。
そのなごみ農産が設置する肉の自動販売機が、いま話題になっている。
なごみ農産・矢野克さん:
こちらの自動販売機は、いろんな部位がランダムに出てくる“ガチャ形式の自販機”、絶対に損はしません!
投入額は500円~3000円まで4種類ある「肉ガチャ」。焼き肉用やすきやき用・ステーキ用など、出てくる肉は様々だが、全て投入した額以上で売られているものばかりだ。
なごみ農産・矢野克さん:
僕も子どものころガチャガチャをしていたが、非常にワクワクするので、これを肉でお客さまに体験してほしくて、肉形式のガチャガチャにしている
自社ブランドの高級和牛が絶対に出てくるという3000円のガチャガチャに挑戦してみると、5000円のステーキ用のサーロインが出てきた。何が出てくるか分からないワクワク感はもちろん、お得においしい肉とめぐり合えるのはうれしい。
なごみ農産・矢野克さん:
国産のエサで育てているので臭みもなく脂が柔らかい。なかなか山奥に来ることはないと思うが、一人でも多くこの地域に足を運んでほしいので行っています
なごみ農産では月に2回、バーベキューを手ぶらで楽しめるイベントも開催している。「おいしい山形」を手軽に満喫してみてはいかがだろうか。
(さくらんぼテレビ)
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