8日、春の叙勲と褒章の伝達式が秋田県庁で行われ、受章者が喜びをかみしめながらさらなる精進を誓った。

 「叙勲」と「褒章」は、国や地方自治体などで功績のあった人や、長年にわたりその道一筋に活動してきた人などに贈られるもので、毎年春と秋の2回授与される。

 秋田県内ではこの春、叙勲と褒章に加え、警察官や自衛官など危険性の高い業務に尽くした人に贈られる「危険業務従事者叙勲」を、計101人が受章した。
 
 8日の伝達式にはこのうち45人が出席し、それぞれに佐竹知事から勲記や章記が贈られた。
 
 出席者を代表して、旭日小綬章を受章した元由利本荘市議会議員の村上亨さんが「人口減少と少子高齢化の進行の中で、微力ではありますが、でき得る政策提言と取り組みを行ってきたつもりです。この栄誉に恥じることのないよう、より一層精進を重ねる決意であります」と語った。

 受章者は、勲記や章記を胸に、さらなる精進を誓っていた。

 瑞宝単光章・佐藤信子さん(元旭保育園副園長):
「私は自分の卒園した保育園に38年間勤めました。子どもたちが少しでも多く生まれて、保育園に預けてもらえるように、もう少し社会も変わっていってほしいなと思います」

 瑞宝双光章・冨岡正毅さん(元秋田市消防監):
「感謝感激です。人口減少と、それに伴う消防本部の広域合併という大きな問題もありますので、消防の使命というものを県民の皆さんに享受していってもらいたいと思います」

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