災害時に医療ケアが必要な子どもなどを直接受け入れる「福祉避難所」を、長野市が初めて指定しました。

「福祉避難所」は、医療的なケアが必要な子や障害のある人たちを受け入れる避難所です。従来は一般の避難所を経由して受け入れてきましたが、2019年の台風19号災害をきっかけに、「直接避難したい」と声が寄せられていました。

市は今年4月、3施設を直接避難できる福祉避難所に指定しました。

14日は、このうちの2ヵ所を運営するNPO法人「こすもけあ福祉会」と協定を結びました。2施設では、事前に登録した、人工呼吸器を装着する18歳未満の子どもを受け入れます。市は、福祉の専門職を配置し、必要に応じて医療従事者を派遣します。

15歳息子が人工呼吸器を装着する母親:
「重度の障害で医療ケアが必要ということがあって、『一般の避難所には避難できません』と聞いたので、(非常時に)息子が行ける場所がある、決まっているというのが安心感につながっています」

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