大学生の渡邉華蓮さん(19)を殺害した疑いで逮捕・送検された無職の西光勝容疑者(26)の小中学校の同級生が、その人柄について語った。

事件が明らかになったのは5月18日、大阪・枚方市の集合住宅で、この家に住む渡邉さんが死亡しているのが見つかった。

渡邉さんと交際関係にあったとみられる西光容疑者。

小・中学校の同級生は、西光容疑者の人柄について、「とりあえずよく笑う、よく笑うしか印象がない。普通に真面目な感じ。友だち関係のもめごととかもないし、めちゃくちゃ普通。本当に人を殺すような子ではない」と話した。

西光容疑者が書いた中学校の卒業文集には、笑みを浮かべ、カメラに収まる西光容疑者の写真ががあった。また「友」と題した文章では、「家族の次に大切なのは、友達だと思います。何かあれば助けてくれたり、支えてくれたりする大きな存在です」などと、友だちの大切さを書きつづっていた。

渡邉さんが殺害されたとみられる16日からの2日間、大阪市内のホテルに潜伏していた西光容疑者。その際、渡邉さんの自宅の鍵とスマートフォンを持っていたという。

渡邉さんの体には、刺し傷や擦り傷などが、あわせて50カ所以上あり、死因は、首を刃物で刺されたことによる失血死と判明した。

警察は、強い殺意があったとみて、くわしい動機を調べている。

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