タクシーの中をとらえたドライブレコーダーの映像。後部座席で突然、大声を出した乗客の男(76)。

次の瞬間、走行中にもかかわらず、運転手の顔を殴り始めた。

タクシーのドライブレコーダーに記録されていたのは、乗客の男が運転手らに暴力をふるう一部始終だった。

乗客「お前どこ走ってんだ、おい」
運転手「痛いってば」
乗客「殺すぞお前、この野郎」
運転手「やめてくれってば!」

運転手に暴行を続ける乗客の男。危険を感じた運転手は、最寄りの警察署に車を走らせ、助けを求めた。

対応した警察官が、話を聞こうと後ろのドアを開けようとしたところ...。

乗客「てめえ、何やってんだ、お前この野郎」
警察官「警察です。てめえじゃなくて。公妨! 公妨! 公妨逮捕!」

男は警察官の腹をいきなり殴り、公務執行妨害の現行犯で逮捕された。

運転手の男性は、当時の状況を「上着は引っ張られるわ、後ろからパンチ。(乗客が)お前どこ行くんだといって、ずーっと殴りっぱなしですよ」と話した。

運転手が着用していたベストは、男に引っ張られ破れてしまっていた。

なぜ暴行が始まったのか。

男は4月11日の夕方、新潟市中央区で、別の男性と2人で乗車したという。ところが、車内で口論が始まり、1人が下車。そのあと、運転手への暴行が始まったという。

警察の調べに男は、警察官への暴行について、「酔っていてよく覚えていない」と話し、容疑を否認しているという。

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