大阪公立大杉本キャンパス

 大阪公立大の研究室で保管していた青酸ソーダなどが紛失した問題で、大阪府警が28日、窃盗容疑で男性を逮捕したことが判明した。捜査関係者が明らかにした。

 公立大は16日、杉本キャンパス(大阪市住吉区)にある工学研究科の研究室で、猛毒のシアン化カリウム(青酸カリ)とシアン化ナトリウム(青酸ソーダ)をそれぞれ25グラム紛失したと発表した。これらの薬品は鍵付きの劇毒物保管庫に保管。保管庫の鍵を収納する専用ボックスは事前登録した教員や学生が開けられる仕組みだった。

 府警は大学側からの被害届を17日に受理し、捜査を進めていた。【斉藤朋恵、川地隆史】

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