28日午後になり長野県内も雨脚が強くなってきました。中南部の一部地域には大雨警報が発表されていて、夜の初めころにかけて雷を伴った激しい雨が降る所もありそうです。
28日午後2時半ころ―。
(記者リポート)
「雨の影響で川が増水しています。茶色く濁った水が強い勢いで流れているのがわかります」
飯田市中心部を流れる松川。前線や低気圧に向かって湿った空気が流れ込み、県内全域で朝から雨が降り続きました。
「大雨警報」は現在、上田、松本、上伊那、木曽地域に発令され、前線や低気圧に近い南部ほど大雨となっています。雨のピークはこの後、夜の初めにかけてとみられます。
山間部の県道ではー。
(記者リポート)
「木が倒れ、電線に引っかかってしまっています」
午後4時までの雨量は、御嶽山で250ミリ、宮田村や木曽町、阿智村、上高地で100ミリを超えました。
雨が止んだ後も明け方にかけ、土砂災害や河川の増水に十分注意してください。
また、今夜遅くまで落雷や竜巻などの突風に注意してください。
交通への影響です。JRの一部区間で計画運休が始まっています。中央西線の特急「しなの」は午後5時以降発着の上下あわせて6本が運休・部分運休。また、南木曽~塩尻間の上下線で終日運転を見合わせます。
飯田線は、特急「伊那路」2本が運休。浜松市の中部天竜駅から辰野の間で終日運転を見合わせます。
一方、県内の高速道路は、午後6時から長野道の塩尻北インターと岡谷ジャンクション間、中央道の伊北インターと諏訪インター間の上下線が通行止めとなっていて、午前0時まで続く予定です。
一方、県内の高速道路は、長野道の塩尻北インターと岡谷ジャンクション間、中央道の伊北インターと諏訪インター間の上下線がこのあと通行止めになる可能性があります。
このあとの降り方はー?
岸本慎太郎気象予報士:
「このあと午後6時からの6時間の予想降水量です。南部ほど降水量が多く、飯田や諏訪では30~40ミリ、木曽は40ミリ前後を予想しています。特にこのあと午後7時~9時ごろがピークで、南部では1時間に20ミリ前後の強い雨となりそうです。すでにきょう一日でかなり雨が降っていますので、雨が止んだあとも土砂災害や河川の増水に警戒が必要です。気象庁のHPでキキクルやハザードマップなどの確認もお願いします」
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