交通事故患者が整骨院に通院しているかのように装い、保険金約3700万円を詐取したとして、大阪府警は29日までに、整骨院の元経営者、佐藤直哉容疑者(33)=大阪府茨木市=や患者ら男女計28人を詐欺容疑などで逮捕、書類送検した。
府警によると、佐藤容疑者は「200件くらい保険金を申請し、約2億円だまし取った」と供述している。
佐藤容疑者は交通事故で軽傷の診断を受けた患者をSNSで「高額収入が得られる」などと募り、経営していた大阪市中央区の整骨院に通院したように施術証明書を作成。自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)の保険金120万円を損保会社に請求し、患者は70万円、佐藤容疑者は50万円を受け取っていたという。
28人の逮捕、書類送検容疑は共謀して2021年10月〜23年10月、事故患者の通院を装った請求書を保険会社に送り、保険金計約3700万円を支払わせたなどの疑い。
佐藤容疑者は今年1月に詐欺容疑で逮捕され、その後、詐欺罪で8回起訴された。〔共同〕
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