5月23日に大江町で住宅が全焼し、4人の遺体が見つかった火事から1週間が経った。警察や消防などによる捜査は続いているが、遺体の身元特定には至っていない。

この火事は、5月23日午前0時40分ごろ、大江町楢山(ならやま)の農業・鈴木良勝さん(56)の住宅から火が出て全焼し、焼け跡から身元がわからない4人の遺体が見つかったもの。

警察が実況見分をした結果、木造一部2階建ての鈴木さんの住宅約240平方メートルが全焼したほか、木造2階建ての農作業小屋約60平方メートルが半焼、さらに車両3台が焼けたことが29日に新たにわかった。

鈴木さん一家は5人暮らしで、現在も鈴木さん本人と長男の皓樹さん(25)、次男の直樹さん(23)、鈴木さんの母親・かつ子さん(80代)の4人と連絡がとれていない。

警察と消防によると、現場で見つかった4人の遺体のうち2人は玄関付近で発見され、残る2人は1階中央の「茶の間」付近で見つかったという。
遺体の損傷が激しく「DNA型鑑定」に時間がかかっていて、身元の特定には至っていない。

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