霧島連山の硫黄山の噴出物の影響で、宮崎県えびの市を流れる川の水質が悪化している問題を受けて、えびの市の村岡市長が県に対し要望書を提出しました。

県庁を訪れたのは、えびの市の村岡隆明市長など3人です。えびの市によりますと、去年12月以降、硫黄山の噴出物が増加。えびの高原にある水質改善施設の処理能力を超えたため、今年2月頃からえびの市を流れる川の水質が悪化し、159戸の農家が約66ヘクタールで今季の稲作を断念しました。

一行は日隈俊郎副知事に、当面の対策や国への予算確保の働きかけなどを求めました。

(えびの市 村岡隆明市長)
「一番のブランドであるお米を作れない。中抜き作付けを止めようということにもなってきています。6月の県議会等で、支援策等はある程度示していただけるのではないかと期待しています」

宮崎県は、今週開会する6月定例県議会に緊急の支援策を追加提案する予定です。

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