グーグルマップのクチコミで名誉を傷つけられたとして、兵庫県の眼科医院が投稿者を訴えた裁判で、大阪地方裁判所は損害賠償の支払いと投稿の削除を命じました。

判決によると、尼崎市の眼科医院はグーグルマップのクチコミ欄で、大阪府豊能町の女性によって遅くとも3年前までに「勝手に手術で母親が一重まぶたにされた」などと書き込まれました。

女性は裁判で自身の書き込みではないと主張していましたが、大阪地裁は女性による投稿と判断。

そのうえで「医師が勝手な医療行為をするとの印象を与え、社会的評価が低下したと認められる」などとして、女性に200万円の損害賠償と投稿の削除を命じました。

グーグルマップをめぐっては、全国の医師ら約60人が不当なクチコミの放置で損害を受けたとして、グーグルを相手取って損害賠償を求めた集団訴訟を起こしています。

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