名古屋市中区大須の神社で「霊媒師」などを装い、60代の女性から現金など45万円相当を盗んだとして、中国籍の男女4人が逮捕されました。

 中国籍の呉小瓊容疑者(60)ら4人は今年5月、中区大須の「春日神社」で、60代の女性から現金やネックレスなど、45万円相当を盗んだ疑いが持たれています。

 警察によりますと呉容疑者らの手口は、まず「声かけ役」が商店街で自転車に乗っていた女性に中国語で道案内を求め、別のメンバーが世間話をしながら女性の個人情報を引き出します。

 そして「霊媒師役」が現れ、個人情報を当てたようにみせかけて「家族を助けたければ、現金や貴金属をお祓いする必要がある」などとウソを言って、神社につれていき、女性から預かった現金などを盗んだということです。

 同様の犯行は去年10月以降大阪など全国で相次ぎ、被害総額は1億2000万円以上にのぼっていて、警察が関連を調べています。

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