大阪・関西万博に子どもたちを無料で招待する事業について、大阪教職員組合は『中止』するよう大阪府教育庁に要望しました。
■「愛知からバトンタッチ受けて素晴らしい万博を実現したい」と知事
来年大阪・関西万博が開かれるのを前に、大阪府の吉村洋文知事は5日、およそ20年前に万博が開かれた愛知県を訪問し、「20年前に愛知で素晴らしい万博を実現されてバトンタッチを受けて大阪・関西でまた素晴らしい万博を実現したい」と抱負を語りました。
■『子ども無料招待事業』に教組から「待った」の声
一方、万博の『子ども無料招待事業』を巡り5日、大阪府の学校現場から「待った」の声が上がりました。
大阪府は、万博に府内の4歳~高校生およそ100万人を無料で招待することを決めていて、各学校に「遠足」などの形で来場を希望するか調査を行ったところ、回答した学校のうちおよそ7割が「希望する」と回答しています。
■メタンガス爆発事故や交通手段の確保を問題視
これに対し大阪教職員組合は、会場の夢洲でメタンガスによる爆発事故が起きたことや、会場までの交通手段が十分に確保されていないことを問題視し、5日、教育庁に対し事業の「中止」を求めました。
【大阪教職員組合 米山幸治書記長】「私たちが何よりも重視していることは、安全に行われること、安心に行けることだと思う。そういう意味では安全が保障されているとはとても思えない」
大阪府教育庁は「安心して参加してもらえるよう調整を進めていきたい」としています。
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