文部科学省は5日、来春入学者の大学入試の実施要項を発表した。出欠状況を合否判定などに活用する際、病気や事故などによるやむを得ない欠席がある場合、志願者の不利益にならないよう配慮することを明示。例として新型コロナウイルスの後遺症のほか、生理痛などの月経随伴症状による欠席を新たに挙げた。

障害のある受験生への合理的配慮に関する留意事項も追記した。2024年4月から合理的配慮の提供が私立大でも義務化されたことを受け、入試方法の代替措置を行う場合、評価方法を明確にすることが望ましいなどとした。

大学入学共通テストについては、追試の実施日を本試験の1週間後にあたる25年1月25、26日とした。新型コロナの感染拡大を受けて2週間後にずらしてきたが、感染症法上の位置づけの5類移行を受け、拡大以前の運用に戻す。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。