警視庁は7日、東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)の選挙違反取締本部を設置した。約2000人態勢で取り締まりにあたる。6日現在、都知事選を巡る摘発や警告はないという。
藤山智将・捜査2課長は、4月の衆院東京15区補欠選挙を巡る政治団体「つばさの党」の公職選挙法違反事件を念頭に、インターネットを使った選挙戦について「各種法令を踏まえて厳正な取り締まりを進めていく」と話した。
7日は、都知事選に向けた署長会議も警視庁本部(千代田区)で開かれ、緒方禎己警視総監が「今回の選挙においても妨害行為への対処に万全を期す必要がある。法令に基づいた適切な措置を毅然(きぜん)として講じ、速やかに事態の沈静化と正常化を図るよう徹底してほしい」と訓示した。【遠藤龍、松本惇】
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