一般のドライバーが自家用車を活用して、有料で客を乗せる「日本型ライドシェア」が、6月7日から仙台市内で始まりました。当面の間は、タクシー会社に勤める従業員がライドシェアの車を運行します。6月7日は出発式が行われました。

出発式の会場を出ていくのは、ライドシェアで使用されるタクシー会社の社有車や、社員の自家用車です。タクシー運転手の人手不足を背景に、今年4月から東京都など、一部の都市で解禁された「日本型ライドシェア」。宮城県内では7日午後4時から、仙台市で運用が始まりました。

西ノ入菜月アナウンサー
「実際にライドシェアを利用する際の手順です。専用のアプリを開いて目的地を入力するだけです。現在地に合わせて配車される仕組みになっているので、操作は1分もかからない、とても簡単なものになっています」

支払いは利用前のキャッシュレス決済となっていて、アプリで割り出されたルートをもとに金額を算出。条件に合ったドライバーが、客のもとに向かいます。仙台市のライドシェアでは当面の間、国から許可を受けたタクシー会社9社の社員が、自家用車や社有車で、客を乗せることになっています。

基本的に配車アプリで事前に利用を受け付け、客が乗っていない車でもタクシーのように呼び止めて乗車することはできません。仙台市ではタクシーが不足しているとされる時間帯、金曜日の午後4時台から7時台までに25台、土曜日の午前0時台から3時台までに15台が導入されます。

仙台中央タクシー 清川晋常務取締役
「ライドシェアが必要かどうかはあるんですが、我々にとってはある種の規制緩和。その緩和された中で、どうやったら利用者の方に喜んでいただけるか、利便性が上がるのかというのは前向きに捉えて取り組んでいく必要がある」

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