塩釜市魚市場の運営会社が水揚げされた魚の代金を架空の名義の会社に支払っていたことが分かりました。さらに漁獲量も少なく報告していた疑いで、県や市などが調べています。

塩釜市 佐藤光樹市長
「信頼を損なうようなやり方があったとすれば厳正に処分せざるを得ない」

塩釜市魚市場を運営する「みなと塩釜魚市場」は2020年からの3年間、漁船が水揚げしたサメやマグロなどの代金を架空の名義の会社に現金で支払っていたということです。
運営会社によりますと、漁船の入港などを手伝う「問屋」からの求めに応じたもので、「当初は問屋の別会社と思った」として、架空の会社だとは気付かなかったと説明しています。
架空の会社と気付いた後も問屋の要望を断り切れず、あわせて数千万円を支払ったということです。塩釜市の佐藤市長は、去年10月に匿名の情報提供があり、県や税務署も調査に入っていることを明らかにしました。

塩釜市 佐藤光樹市長
「まだ処分が出ていないので、今の段階で詳細を言うのはやっぱり不適当」

また、架空の会社に支払われていた金額や港の水揚げ量について、一部、塩釜市に報告されておらず、市を通して県に支払われる施設の使用料が少なかった可能性もあるということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。