岩手県洋野町の養豚場で豚熱が確認されてから6月7日で10日です。
県は県建設業協会の協力のもと全体の約56%のブタの殺処分を終えています。

豚熱をめぐっては洋野町の養豚場から「衰弱したブタが多い」と県に連絡があり5月28日に国の検査で豚熱と判定されました。

その夜に県は対策本部を設置し約1万7500頭を対象に殺処分を開始しました。

県は県建設業協会の協力のもと重機を使って養豚場の敷地内に溝を掘り殺処分したブタを埋める作業などを行っています。

県と県建設業協会は2007年に鳥インフルエンザの発生に備え重機の調達などに関する協定を締結し、その後豚熱なども対象に加わりました。

協会はこれまでに高病原性鳥インフルエンザの発生で4回出動していますが豚熱の対応は初めてです。

県建設業協会 向田岳会長
「これも一つの災害なのでできるだけ速やかに完了して地域の皆さんに安心してもらいたい」

県畜産課 高橋真紀振興・衛生課長
「(協会に)全面的に協力いただきありがたい。おかげさまで埋める作業は順調に進んでいる。豚熱は人には感染しない病気で感染したブタの肉は市場に流通しない」

県によりますと6日午後7時時点で全体の約56%に当たる9959頭の殺処分を終えていて県は作業状況をみながら防疫措置の完了時期を見極めていくということです。

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