先日、山鹿市に住むベトナム国籍の6人が不法残留の疑いで逮捕された事件をめぐり、このうちの1人について在留期間が延長されていたことが逮捕後に判明、警察が釈放していたことが分かりました。
この事件は6月4日、山鹿市に住むベトナム国籍の6人が不法残留の現行犯で逮捕されたものです。
警察は、福岡出入国在留管理局に在留期間を照会したうえで、6人を逮捕していましたが、逮捕の翌日、6人のうち男性1人について管理局から「能登半島地震の特例措置で、在留期間が延長されていたため、不法残留にはあたらない」と訂正の連絡があったということです。
これを受け、警察は男性に事実を説明したうえで逮捕からおよそ26時間後に釈放しました。
男性は去年6月、技能実習生として入国し新潟県内で働いていましたが、その後、行方が分からなくなっていました。
管理局によりますと、能登半島地震の特例措置で新潟を含む被災した4県に居住地があった外国籍の人については在留期間が6月末まで延長されていました。
福岡出入国在留管理局は「関係職員の間での確認が不十分で反省している」とコメント。
一方、警察は「適正な手続きのもと、捜査し逮捕に至ったもので誤認逮捕ではない」としています。
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