警察署で保管されていた現金を盗んだなどとして、窃盗などの罪に問われている岡山県警の元巡査長の男に岡山地方裁判所は6月12日、執行猶予付きの判決を言い渡しました。
判決によりますと岡山南警察署の元巡査長、松岡和寛被告(32)は2023年7月から10月、事件の証拠品として保管されていた現金約300万円を盗むなどしたものです。
6月12日の判決公判で本村曉宏裁判官は、「警察官であるから知りえた情報や立場を利用していて被害額も多額。ギャンブル依存で金銭に窮した身勝手な動機に酌量の余地はない」などと指摘しました。
一方で、被害弁償できるものは全額していることや、ギャンブル依存の通院治療をしていることなどから、懲役3年の求刑に対し、懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。
弁護側は控訴しないとしています。
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