愛知県一宮市の漬物メーカー「三井食品工業」が、下請け業者への支払いを不当に減額していたとて、公正取引委員会から勧告を受けました。

 公正取引委員会によりますと、一宮市の漬物メーカー「三井食品工業」は2022年5月から23年8月にかけ、漬物の製造を委託していた6つの下請け業者に対し、発注時の代金から合わせて約989万円を不当に減額していました。

 三井食品工業は、スーパーなどの小売店が商品を特売で値下げして販売した際に、本来自社で負担する金額の一部を下請け業者に負担させるなどしていたということです。

 公正取引員会は下請法に違反するとして、再発防止などを求める勧告を出し、三井食品工業は「未払い金、全額の支払いを速やかに進めたい」とコメントしています。

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