(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時30分現在

◆雲海
 “霧の摩周湖”として知られる弟子屈町の湖ですが、
 展望台から見ると、雲海です。
 前日に雨が降りましたので、空気中に水分が残り、
 朝は、気温が下がり、地上の風が穏やかでしたので、雲海が現れる好条件となりました。
 夏や秋は、雲海が出現しやすくなりますが、午前9時ごろには消えることが多いのです。
 早朝に楽しめる風物詩ですね。

◆きょう19日(水)の気温
 道東は朝から気温が高く、釧路の最高気温は26.3℃で、
 今年初の夏日となりました。
 苫小牧も24.8℃まで上がり、今年一番の暑さです。
 札幌は23.8℃でしたが、湿度が低く、北風のため、
 日陰では過ごしやすく感じた方も多かったかもしれません。

◆あす20日(木)の天気・気温
 晴天は続かず、あすは雨の所が多いでしょう。
 札幌など道央圏は、午前中が雨雲がかかりやすくなりそうです。
 通勤、通学の時間は、傘が必要でも、夕方は晴れますので、
 傘の置き忘れに気を付けて下さい。
 道北やオホーツク海側は、一日を通して雨が降りやすく、
 宗谷地方の雨量は最大50ミリで、大きな水たまりができるほどです。
 日中の気温は、札幌で25℃で、蒸し暑くなりますが、
 太平洋側は、前日に比べて大幅に低く、
 釧路は17℃で、前日より9℃も低いでしょう。

◆札幌の10日間予報 20日(木)~29日(土)
 週末は、北海道の北に低気圧や前線があり、
 コースが定まらず、予報も変わりやすくなっています。
 土日も、市内の各地で、イベントや運動会などがありますが、
 低気圧次第で、雨の時間が長く、雨量も多くなるため、油断ができません。
 2日前になると、予報精度が安定しますので、最新の情報をチェックしてください。
 来週も、雲が多く、すっきりしない天気が続くでしょう。

◆全道の週間予報 20日(木)~26日(水) 
 21日(金)から週末にかけては、北海道の北を低気圧が通過するため、
 広範囲で雨が降りそうです。 
 23日(日)は北風が吹き、オホーツク海側は、最高気温でも15℃以下で、
 肌寒くなるでしょう。
 来週は、くもりや雨の日が多く、傘の出番が多くなりそうです。

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