東京・中野区で目撃されたのは、夜中に歩道から飛び出してきた、ボールのようなもの。

車道を越え、中央分離帯の壁に跳ね返ると、歩道と車道を行ったり来たり。
その直後、車が通り過ぎていく。

一体なぜ、車道をまたいでボールが飛び出していたのか。

目撃した人は「夜間だったり早朝の時間帯にテニスの壁打ちをされている方がいて、かなり危険だと思いますね」と話していて、なんと、交通量の多い車道をまたぐ形でテニスボールの壁打ちをしている男がいたというのだ。

現場に行ってみると、歩道から中央分離帯にある壁までは、かなり距離があった。

近隣の住民によると、“壁打ち男”は60代から70代。
半年ほど前から何度も出没しているという。

鳴り響く騒音にたまらず注意をしたこともあるというが、「人に迷惑かけてないから問題ない」「あなたには迷惑はかけていない」といった主張をしており全く話にならない状態で、事故の原因になりかねない危険な行為にもかかわらず、壁打ち男に悪びれる様子はなかったという。

一方で、交通法規に詳しい高山俊吉弁護士は「道路交通法は、交通の頻繁な道路で球戯をしたり、あるいはそれに類する行為をすることを禁じています。非常に危険な行為だということは肝に銘じていただく必要がある」と話し、法律違反に当たる可能性を指摘した。

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