島田市で死亡ひき逃げ事故を起こしたとして、過失運転致死などの罪に問われている建設作業員の男の裁判が6月21日から始まり、男は起訴内容を認めました。

起訴されているのは吉田町に住む建設作業員の男(27)で、2023年11月26日未明、島田市阪本で車を運転中、酒に酔って路上に横たわっていた男性(当時46)をひいたにも関わらず、そのまま逃げた罪に問われています。

6月21日に開かれた初公判で男は起訴内容を認めました。

続く冒頭陳述で、検察側は被告が事件前、同乗していた友人と共に飲食店2軒で飲酒していたことを明らかにしました。

ただ、事件を受けて警察が行った飲酒検知では、呼気中アルコール濃度が1リットル当たり0.05ミリグラムと、酒気帯び運転の基準値(0.15mg/L)を下回っていたということです。

また、証人尋問では男の父親が証言台に立ち、弁護側からの「今後、被告と生活していく上でどう接していきたいか」と問われると「責任を持って監督していきたい」と述べました。

一方で検察側から「事件の後、被告がこれまでにも飲酒運転をしたことがあるのか本人に聞いたか」という質問に対しては「勇気が無くて聞けなかった」と答えています。

次回の公判は8月1日に開かれる予定で、結審する見通しです。

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