気象庁=東京都港区虎ノ門3で、黒川晋史撮影

 気象庁は21日、九州などの広い範囲で24日にかけて警報級の大雨となる恐れがあると発表した。21日までの大雨で地盤が緩んでいる所もあり、土砂災害などへの警戒を呼び掛けている。

 気象庁によると、23日にかけて梅雨前線が九州北部から東日本まで北上。前線や低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定となるため、雷を伴った激しい雨が予想される。

 22日午後6時までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で九州北部120ミリ、九州南部100ミリ。23日午後6時までの24時間は東海200ミリ、北陸、近畿、中国、九州北部で150ミリとしている。

 今後1週間は大雨が続く可能性があるといい、福岡管区気象台の担当者は「避難情報や最新の気象情報に留意してほしい」としている。【山崎あずさ】

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