石川県は25日、能登半島地震の「災害関連死」として18人を追加で認定することを決めた。関連死は、既に正式認定された30人、認定が決まっている22人と合わせて計70人になり、地震犠牲者は、家屋の下敷きになるなどの直接死230人と合わせ300人に上る見通しとなった。

各市町に対する関連死の認定申請は、計200人を超える。県によると、7月以降も各市町で月1回のペースで、関連死の認定について判断する審査をする予定。

県は25日、珠洲市、穴水町、能登町との合同審査を実施した。審査した23人のうち認定が決まったのは珠洲市3人、穴水町6人、能登町9人。近く各市町が正式に認定する。珠洲市の3人、穴水町の2人は継続審査が必要と判断した。

石川県によると、25日時点で行方不明者は3人、負傷者は1207人。2288人が避難生活を続けており、内訳は体育館など1次避難所に1038人、旅館やホテルといった2次避難所に1222人など。住宅被害は8万3980棟に上る。〔共同〕

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