大型商業施設「ゆめタウン」などを運営するイズミは、システム障害により遅れていた昨年度の決算発表を27日行いました。今年2月のシステム障害による損失はおよそ3億円だったということです。

イズミのことし2月までの売上高に当たる営業収益は4711億円で、既存店のリニューアルなどにより客足が増え2.4パーセント増加しました。

一方、ことし2月に社内システムがランサムウェアに感染し、発注システムなどが停止に追い込まれ、一部商品が品薄になり客が減ったことでおよそ3億円の損失が出たということです。

【イズミ・山西泰明社長】
「今回のサイバー攻撃がプラスに転じられるよう、全ての体制を変えていこうということで、あらゆる業務、私どもの企業の中のやり方を変えていきたいということで現在進めているところ」

今年度はサイバーセキュリティ体制を強化するとともに、システム障害後に減少した客数を回復するための施策を進めるとしています。

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