事件が起きた際の素早い犯人検挙につなげるため、愛知県警は、警察官の無線の伝達能力などを競う大会を開きました。

 大会は6月25日から3日間にわたって開かれ、愛知県警の45の警察署や自動車警ら隊などの警察官ら49チームが参加しました。事件現場の担当と、警察署で無線を受ける担当の2つの場所に別れて行われ、情報を正確に素早く伝えられるかなどを競います。

 27日の決勝は、車を盗もうとした犯人が住人と揉みあいになって逃走した強盗未遂事件を想定して行われました。

 現場を担当した警察官は、目撃者から犯人の服装などの特徴を聞き取り、無線で素早く正確に警察署の警察官に伝えていました。

 大会は西署と小牧署が優勝し、西署の女性警察官(24)は、自分の名前を名乗った上で被害者を気遣いながら正確な情報の聞き取りができていたことが評価されたということです。

 愛知県警本部通信指令課の森直己次長は「初動捜査能力を向上させて犯人検挙につなげていきたい」と話していました。

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