旭川市のいじめ問題をめぐり、再調査委員会が6月30日、市長に調査結果を報告し、いじめと自殺の因果関係を認めました。

 「いじめ被害が存在しなければ当該生徒の自殺は起こらなかったと結論付けています」(再調査委員会 野村 武司 副委員長)

 この問題は広瀬爽彩さんが市内の公園で凍死した状態で見つかったもので、旭川市教委の第三者委員会がいじめとの因果関係は「不明」としたため、再調査委員会が改めて調べていました。

 先週、先の報告書が流出した疑いが浮上したため、今津市長に実際の報告書を手渡すことはできませんでした。

 「事務局のほうでもきっちりと秘密保持の手当てをしなければいけない。報告書を正式に手渡すことができなかったということは極めて残念でなりません」(尾木 直樹 委員長)

 尾木委員長は、市の側が秘密保持の態勢をしっかり行ったうえで、改めて報告するとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。