岐阜県池田町発注工事を巡る官製談合事件で、県警は1日、同県大垣市の電気工事会社の男性代表取締役から現金100万円を受け取ったとして、前町長の岡崎和夫容疑者(76)を収賄の疑いで再逮捕した。
町長だった2022年7月、町立保育園のエアコン設置工事の指名競争入札で、秘密事項となっていた指名業者名を男性に漏らしたとして、官製談合防止法違反などの疑いで6月11日に逮捕されていた。2人は10年以上前からの知り合いで、県警は100万円の見返りに漏らしたとみて調べている。
再逮捕容疑は22年2月中旬ごろ、男性から対面で現金100万円を受け取った疑い。県警は、賄賂を供与したとする贈賄容疑で男性から事情を聴くなどして捜査を進めている。
入札には県内の5社が参加し、岡崎容疑者から業者名を知らされた男性の会社が、1330万円(税抜き)で工事を落札した。
岡崎容疑者は03年に初当選。複数の女性職員らへのセクハラが認定され、6期目途中だった今年4月に辞職した。〔共同〕
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