16日、栃木県那須町の山林に流れる川の河川敷で、2人の遺体が焼けた状態で見つかった事件。

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遺体の1人は都内で焼き肉店などを経営していた、宝島龍太郎さん(55)と判明。もう一人は女性で、身長は約162cm。年齢は40代から60代とみられています。

2人の遺体は十字のように重なっており、頭にかぶせられた黄色の袋の上から粘着テープが雑にまかれていたといいます。さらに足は結束バンドで拘束された状態でした。

司法解剖の結果、2人の死因は首を圧迫されたことによる窒息死であることが新たに分かりました。女性は、頭部を骨折していたということです。

「トラブルが多すぎて分からない」

人気の少ない山林で、焼かれた状態で見つかった宝島さん。めざまし8が取材した親族は、最後の連絡は事件の2日前だったと話します。

宝島さんの親族:
何も分からないんですよね、ニュースでわかった感じ。いまだに警察から何も連絡はないですし。最後に連絡とったのは、亡くなる2日前。
基本的に仕事のやり取りしか会話はないです。業務的な内容で送られてきて「了解」で終わっているので、それが最後です。

親族によると、宝島さんは多くの飲食店を経営していたといいますが、遺体が見つかった那須との接点はないといいます。

宝島さんの親族:
場所が場所なので、いま本当に何も分からないです。(旅行に行ったことも)ないです。行けないです。ましてやあんなところ。まず栃木に行ったことがないです。
今この時期に…言ったら仕事柄、いま繁忙期なんで(仕事を)抜けるわけがないんですよ。どこか旅行に行く際には私に絶対言うので、基本的に旅行に行く予約とかは私が取っているんで。ないです、まずありえない、ましてや栃木。
(普段は)もう家・お店・家・お店です。昔からずっと仕事、仕事しか分からない。

普段から仕事に熱心だったという宝島さん。しかし、親族は、トラブルに巻き込まれる可能性があったと明かします。

宝島さんの親族:
仕事をやっている上で、トラブルはあると思います。敵は多かったと思います。
帰り道とかもそうですし、気をつけてほしいって話はずっとしていたんですけど、特定できる人が分からないというか…。多すぎて分からない、トラブルが多すぎて。

――それは金銭的なもの?
分からないです、金銭的なものなのかは。でも色々あるとしか言わないので。

取材によると、遺体が発見された前日の、15日の夜は自身の店にいたという宝島さん。15日の夜から、16 日の午前7時前までに、事件に巻き込まれたとみられます。

17日には20代の男が都内の警察署に出頭。警察が任意で話を聞いたことがわかりました。仕事上のトラブルが今回の事件の背景にあったのか、解明が待たれます。
(めざまし8 4月18日放送)

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