警視庁は7日、東京都知事選と都議補選の選挙違反の取り締まり状況を発表した。公職選挙法違反容疑などによる同日午後8時までの逮捕者は8人で、2020年の前回選挙時に比べて7人増えた。

逮捕者の内訳は公選法違反(自由妨害)容疑が4人、暴行容疑が2人、器物損壊容疑が2人だった。選挙ポスターを破ったり、落書きしたりするケースが目立った。捜査幹部は摘発が大幅に増えたことについて「荒れた選挙の象徴だ」と話した。

警告は22件と、前回の41件から減少した。警視庁は選挙期間中、ほぼ全裸の女性の選挙ポスターを掲示した陣営には都迷惑防止条例、ポスターに風俗店の広告を載せた陣営には風営法に違反する可能性があるとして警告を出した。同庁は6月7日に取締本部を設置し、約2千人態勢で取り締まりに当たった。

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