23年の時を経て、凶悪事件が再び動き出しました。

白昼、鳴り響いた銃声。
目撃者は「黒い覆面をした人が立っていて、金!金!と言った後パンパンと聞こえた」と話していました。

事件の現場は、当時、東京・小平市にあった「JA東京むさし花小金井支店」の近くです。

当時を知る人は「(当時)ヘリコプターがたくさん飛んでるから、『何があったんですか』と聞いたら強盗事件があったと。いくら盗まれたかは言わなかった」と話しました。

太ももを撃たれた警備員の男性は全治3カ月の重傷。犯人は現金など1億円以上を奪い逃走しました。

警視庁は外国人3人グループによる犯行とみて捜査。事件の翌年には1人を逮捕、残る2人を国際手配していました。

そして事件から23年、逮捕されたのはイラン人のティムーリ・シャジャニ・モーセン容疑者(51)。実行役として銃撃にも関わったとみられています。

これまでどこに身を潜めていたのか。意外な場所で事件は動き出します。

それは空港。6日、容疑者が現れたのは関西国際空港。偽造パスポートを使いフィリピンから入国しようとしたところ見破られ、7日に逮捕されました。

この時、ティムーリ・シャジャニ容疑者は1人。

何のために日本に戻ってきたのか。

調べに対し、「やっていません」と容疑を否認。

逮捕されたメンバーはすでに服役を終えていて、警視庁はティムーリ・シャジャニ容疑者の当時の役割など詳しく調べています。

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