【東京】東京都葛飾区の與儀睦美さん(64)の自宅庭でゲットウが咲き、近所に住む人たちの目を楽しませている。

 父親が那覇市出身で、沖縄をよく訪れる與儀さんは驚いた様子で「10年くらい前から育てているが、初めて咲いた。できるだけ長く楽しみたい」と話した。

 與儀さんがゲットウを育てたのは、友人から沖縄観光の土産で苗をもらったのがきっかけ。寒い東京では冬を越すのが難しく、ほかの友人たちのゲットウは枯れたという。

 4日、庭に植えられている2株のうち、1株が花を咲かせているのに気づいた。毎日のように水やりをしていた與儀さんは「もう咲くことはないだろうと思っていたので、とてもうれしかった」と振り返る。

 沖縄出身の友人たちにメールで知らせると、「じょーとー!」との返信が届いた。基地問題などが取り沙汰される中、「沖縄出身の友人たちから『笑顔になれるニュースをありがとう』と喜ばれた」と語った。(東京報道部・照屋剛志)

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