防衛省=東京都新宿区で、小川昌宏撮影

 海上自衛隊の潜水艦修理に絡む川崎重工業の裏金問題で、防衛省は10日、海自側への金品供与のため川重が捻出した額が年2億円程度、総額で少なくとも十数億円に上ることを明らかにした。防衛省は現在、裏金問題に関する特別防衛監察を実施しており、近く関係者を処分する方針。

 防衛省が10日の自民党国防部会などの合同会議で明らかにした。また、防衛省は国の安全保障に関わる機密情報の「特定秘密」について違法な取り扱いが幅広くあったことや、パワハラなどが確認されたとも説明した。【森口沙織】

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