去年7月の記録的な大雨から1年。

大規模な土石流が起きた福岡県久留米市田主丸町では今も不安な日々が続いています。

1年前の7月10日、大規模な土石流が発生した田主丸町の竹野地区。

久留米市によりますと、竹野地区では1人が死亡、住宅など18棟が全半壊するなど大きな被害が出ました。

竹野地区に住む塚本恵子さん。

1年前、大量の土砂が流れ込み自宅は半壊しました。

Q.被災から丸1年、今の気持ちは?
◆塚本恵子さん
「きょうも『ああもう1年か』と言いながらあっという間。ほんとあっという間でしたね。」

土砂の撤去や自宅の修理など半年ほどかけてようやく元の生活に戻れたといいますが、前週の大雨では去年の怖さを思い出しすぐに避難したと言います。

Q怖さはある?
◆塚本恵子さん
「怖さはありますけど、とりあえずさっと避難することですね、今は。去年のように大丈夫って思わないことですね。大丈夫なところにも何かがある絶対何かがあるかもしれないと想定している」

一方、竹野地区では土砂をせき止める「砂防ダム」の復旧が急ピッチで進められています。

福岡県によりますと、3基あった砂防ダムは去年の土石流ですべてが破損。

今も復旧はしておらず、土嚢で応急措置をしている状況です。

県内では11日にかけて非常に激しい雨が降る恐れがあり、土砂災害や河川の氾濫などに注意、警戒が必要です。

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