16日朝、静岡県の一部で一時、緊急安全確保が発令されました。
16日夜にかけては、関東でも警報級の大雨になるおそれがあります。
静岡・掛川市では、1時間に56.5mmの非常に激しい雨を観測し、一時警戒レベル5の緊急安全確保が発令されました。
掛川市内では裏山が崩れ、土砂が住宅近くまで流れ込みました。
近隣住民は、「なかなかないくらい雨降ってましたね。雨の音がひどくて、気がついたのが朝の4時くらい。これはまずいってすぐ起きて、見回ったら(土砂が)落ちてきた」と話しました。
静岡県では17日にかけて、雷をともなった激しい雨の降るところがありそうです。
連日降り続く梅雨の雨。
岡山・津山市では15日、1時間に46mmの激しい雨を観測しました。
この大雨の影響で、国の史跡・津山城跡の石垣の一部が高さ13メートル・幅約30メートルにわたって崩れました。
16日、市の職員らが現場を調査し、崩落の状況とほかに危険な場所がないか確認しました。
市は、7月16日から7月19日まで公園を休園することにしています。
一方、土砂崩れにより3人が死亡した愛媛・松山市では、災害対策本部の出席者が犠牲者を悼みました。
土砂崩れは松山城のある山で発生し、市は、頂上付近の緊急作業道で壁が傾いていたことを2023年から把握。
7月から工事を始める過程で、「ひび割れ」を発見していたということです。
現地では16日から、り災証明の申請受け付けが始まりました。
16日夜は、関東でも局地的に激しい雷雨となりそうです。
東京都心では帰宅時間帯に雨が強く降る可能性があり、道路の冠水や交通機関の乱れなどに注意が必要です。
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