17日、長野県木曽町のダムに軽乗用車が転落し、運転していた看護専門学校の女子学生が死亡しました。また、助けようとしてダムに入った専門学校の職員が行方不明になっています。
(リポート)
「水中にピンク色でしょうか、車が沈んでいるの見えます」
ダム湖に沈んだピンク色の軽乗用車。木曽町の黒川ダムです。17日朝9時前、信州木曽看護専門学校から「車がダムに落ちたという連絡があった」などと消防に通報がありました。
車を運転していたのは専門学校に通う女性(27)で、午前11時過ぎに水没した車の後部座席から救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。死因は溺死でした。
女性は1人で通学途中だったということです。事故直後に自ら「ダムに落ちた」などと専門学校に連絡していました。
連絡を受けた専門学校の複数の職員が現場へ向かい、このうち事務長の男性(64)が救助のためダムに飛び込みましたが、その後、行方不明になりました。捜索を行いましたが見つかっていません。
近所の住民:
「今までこんなことはなかった。落ちたのは私も初めての話」
(記者リポート)
「午後4時前です。女性が運転してダムに転落した車が今、引き上げられようとしています」
午後4時ころに女性が運転していた車が引き上げられました。フロント部分が大破しサイドミラーも壊れています。転落の衝撃が分かります。
現場は急カーブで警察は女性が運転操作を誤り転落した可能性があるとみて、詳しい原因を調べています。
女性が通っていた看護専門学校は「前途ある学生が命を落としたことは痛恨の極みでありご冥福をお祈りします。行方不明になっている職員が一刻も早く救助されることを願っています」などとコメントしています。
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