活動実態のない宗教法人の代表役員登記を不正に変更するため議事録を偽造したとして、京都府警は18日、大阪府豊中市の元司法書士、松藤節雄容疑者(75)ら3人を有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。休眠状態の宗教法人を脱税目的で売買するためだったとみて調べる。

他に逮捕されたのは会社役員の岩見和重(60)=京都市中京区、会社員の高木裕(59)=京都府宇治市=の2容疑者。

3人の逮捕容疑は、共謀して京都市東山区に事務所を置く宗教法人の登記簿の役員事項を不正に変更するため、高木容疑者が代表役員に選任されたとする内容で責任役員会議事録を偽造し、昨年11月、京都地方法務局に提出した疑い。

府警によると、松藤容疑者は事件前に司法書士登録を取り消されていた。〔共同〕

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