福岡市の男性が、SNS型のロマンス詐欺の被害に遭ったあと、投資詐欺の被害にも遭い、合わせて1300万円余りをだまし取られていたことが分かりました。
警察によりますと、おととし10月、福岡市博多区に住む63歳の男性会社員が、出会い系サイトで知り合った女性銀行員を名乗る人物から、「一番もうかるのは暗号資産で、私もやっている」「将来の蓄えを作るため、取引をやった方がいい」などとSNSで勧められました。
そして翌月から去年3月末ごろまで、インターネットバンキングを使って13回にわたり、合わせて1027万円余りを、暗号資産取引所のスタッフを名乗る人物が指定した口座に振り込みました。
男性は去年4月、だまされていたことに気付きましたが、去年10月上旬、SNSを通じて知り合った男性投資家を名乗る人物などから「とてもいい投資の話がある」などと誘われたため、損害を取り戻そうと、翌月からのおよそ1カ月間に4回にわたり、合わせて330万円余りを振り込みました。
その後、男性は家族に相談して、この件についても、だまされていたことに気付き、19日、警察に被害届を提出したということです。
警察は、「SNS上でのお金の話は詐欺の可能性がある」として、安易に投資話に乗らないよう注意を呼び掛けています。
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