阪神・淡路大震災で、工場の解体作業中にアスベストを吸引した男性が中皮腫を発症し、労災認定されていたことが分かりました。

阪神間に住む男性(67)は、阪神・淡路大震災で倒壊した工場やビルなどの解体作業をしていた際に、アスベストを吸引したとみられ、去年10月、神戸西労働基準監督署に労災認定されました。

男性はおととし、「悪性胸膜中皮腫」と診断され、手術を受けましたが、今も息が切れやすい状態が続いているということです。

【ひょうご労働安全衛生センター 西山和宏】「アスベスト特有のがんの発症時期から考えたら、まだ埋もれている被害者がいるのではないか」

阪神・淡路大震災の復旧作業に関わった人で、労災や公務災害に認定されたのは6人目となります。

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