斉藤鉄夫国交相

 東海道新幹線の保守用車両が衝突・脱線し、浜松―名古屋間が丸一日運転取りやめとなった事故を巡り、斉藤鉄夫国土交通相は23日の閣議後の記者会見で「夏休みが始まった時期に約25万人もの大変多くのお客様に大きな混乱が生じ、大変重く受け止めている」と述べ、JR東海に原因の早期究明と再発防止策の報告を指示したことを明らかにした。

 事故は、22日午前3時40分ごろに発生。愛知県蒲郡市の東海道新幹線豊橋―三河安城間の上り線で、線路のメンテナンス作業をしていた2台の保守用車両が衝突し、いずれも脱線した。衝突した車両に乗っていた2人が重軽傷を負った。

 この影響で上り165本、下り163本の計328本が運休し、計約25万人に影響が出た。東海道新幹線は23日の始発から全線で運転を再開した。【佐久間一輝】

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