大雪山国立公園内にある北海道北部の上富良野町の吹上温泉で、シラカバなどの樹木がノコギリのような刃で切られているのが見つかり、露天風呂が閉鎖されました。

 シラカバの幹を一周するようにノコギリのようなもので切り込みが入れられています。

 4月13日、上富良野町の吹上温泉にある無料の露天風呂「吹上露天の湯」の駐車場で、シラカバなどの樹木10本に切り込みが入っているのを温泉の管理者が見つけました。


 見つかった切り込みは深さ1センチから2センチ、いずれもノコギリのようなもので切られていて、倒木の危険性があることから、町は露天風呂や駐車場を閉鎖しています。

 上富良野町によりますと、2023年11月にも同じ場所で樹木の一部が切り取られる被害があったということです。

 「吹上露天の湯」は、大雪山国立公園内にあることから、町は、自然公園法に違反する可能性があるとしています。

 町は、倒木を防ぐため伐採したうえで、ゴールデンウィーク前の再開を目指しています。

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