北海道は26日、道内の手足口病の患者数が15~21日の1週間に1定点医療機関当たり5・53人に達し、2年ぶりに警報レベル(5・0人以上)を上回ったとして注意を呼びかけた。札幌市や江別市などの道内9保健所管内で警報が発令されている。
手足口病は乳幼児に多いウイルス性の感染症で、手足や口内に数ミリ程度の水ぶくれができ、発熱することもある。
保健所別の1定点医療機関当たりの患者数は多い順に、江別13・40人▽名寄12・67人▽苫小牧9・80人▽札幌9・11人▽小樽8・33人――で、ほかに室蘭、滝川、帯広、函館でも警報が出ている。
全国的にも感染が広がっていて、6月17~23日の週に警報レベルを超えた。7月8~14日の週に13・34人まで増えた。
手足口病は飛沫(ひまつ)や接触で感染が広がる。こまめな手洗いやタオルの共有を避けることで予防することができるという。【石川勝義】
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