夜景に映えるワイドスターマイン=大竹俊夫さん撮影
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 柏崎の夏を彩る「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会」が26日夜、新潟県柏崎市の中央海岸で開かれた。海を舞台に咲き乱れる花火約1万6000発の大輪に、全国から訪れた約17万人が魅了された。

 大会は3日間の「ぎおん柏崎まつり」のフィナーレを飾るイベント。信濃川河川敷の長岡市、山を舞台にした小千谷市片貝と並ぶ「越後三大花火」のトップを切って開かれた。

 海に打ち込む「海空中スターマイン」を中心に、圧巻の「尺玉100発一斉打ち上げ2連続」、約6分間に及ぶ「尺玉300連発」などに大きな歓声が沸いた。

 会場から東に約7キロ離れた山中の撮影スポットには、県外を中心に写真愛好家約20人が参集し、静寂の中、シャッター音だけが鳴り響いた。一度に多くの菊のような小さな花火が開く「千輪菊」が打ち上がると、愛好家たちから一斉にため息が漏れた。趣味で写真を始めて2年という上越市の会社員、滝沢夏来さん(31)は「まちの夜景とカラフルな花火が調和してきれいだった。他の花火大会の撮影にも行きたい」と話した。【内藤陽】

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