29日午後、秋田県由利本荘市の石沢川の河川敷で、身元の分からない男性1人の遺体が見つかった。県は、大仙市の40代の男性が災害により連絡が取れなくなった可能性があると発表していて、警察が遺体の身元の特定を進めている。
29日午後3時ごろ、由利本荘市東由利蔵の石沢川の河川敷で、身元の分からない男性1人の遺体が見つかった。
県は、大仙市の会社員の男性(42)が、24日午後9時過ぎに「道路が冠水していて迂回(うかい)して帰る」と家族に伝えたまま行方が分からないとして、「災害により連絡が取れなくなった可能性がある」と発表している。
男性は車を利用して由利本荘市内にいたとみられ、消防が29日、市内を上空から捜索したところ、午前11時25分ごろ男性の車を発見した。
その後、警察と消防が岩舘橋から東に約200メートル離れたところで遺体を発見したという。警察が遺体の身元の特定を進めている。
一方、湯沢市上院内の土砂崩れ現場では60代男性の行方が分からなくなっていて、29日も警察や消防などが現場で協議したが、二次災害の恐れがあるため捜索できなかった。
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