神戸徳洲会病院で治療後に患者が相次いで死亡した問題で、病院側が患者1人について治療と死亡に因果関係がないと結論付けていたことがわかりました。

神戸徳洲会病院では2023年1月以降、同じ医師によるカテーテル処置後に患者11人が相次いで死亡し、神戸市が「改善命令」を出していました。

被害者の弁護団によると病院側は6月に死亡した70代の男性患者1人について、院内調査の結果を遺族などに報告しました。

報告書には「死因は心破裂で偶発的に起き、処置を行っても救命の可能性は低い」などとまとめられていて、治療と死亡との因果関係を認めなかったということです。

弁護団は「治療の記録が十分に残っていないなど調査が不十分」などと指摘し、第三者機関の再調査を求めるとしています。

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