大阪・四條畷市で22日、白バイから逃走中のバイクが、高齢者が運転する自転車に衝突。運転していた19歳少年が過失運転致傷などの疑いで逮捕された。
少年は衝突後、バイクを乗り捨てて片方の靴を手に持ち、白バイから走って逃走。その一部始終がカメラに捉えられていた。

白バイから逃走中のバイクが自転車に衝突

大阪・四條畷市にある駐車場を出たドライバーの前で、目を疑う事態が起きた。

白バイから逃走していた2台のバイクのうち1台が自転車に衝突した直後の現場の様子
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「キー!」という衝突音と共に自転車とバイクが衝突し、次の瞬間、2台のバイクのうちの1台が逃走。もう1人がバイクを乗り捨てて逃げ出したのだ。

事故の瞬間について、そのドライバーは「ガシャンという音が聞こえた。もう本当にあぜんとした。ビックリしすぎて」と話す。

衝突現場には、ヘルメットをつけた警察官がいて、自転車と衝突したバイクを乗り捨てて逃げる運転手と、白バイの追跡劇が始まった。

「白バイに追いかけられたから」19歳少年を逮捕

2台のバイクは、ノーヘルでバイクに乗っていたところを白バイに発見され、信号を無視しながら逃走。

事故のイメージ

そのうちの1台が、脇道から走ってきた自転車と衝突した。

靴を片手に逃走を図る容疑者

ぶつかったバイクの運転手の手には靴があった。片方の靴が脱げたまま、全速力で逃走を試みたとみられる。

白バイから逃走を図る容疑者の少年(右奥赤枠)

路地を右に曲がり、白バイを振り切ろうとするバイクの運転手。

白バイから逃走を図る容疑者の少年(右手前)

そのまま、走り去るかとおもいきや、また路地に戻ってきたかと思うと、また右に曲がって視界から消えた。

撮影したドライバーによると、白バイは追跡を切り上げ、自転車の方に駆け寄ったという。

衝突された人の状況について、撮影者は「無事だった。体育座りで座っていて、急なことで何が起こったのか分かっていなかった感じ」と振り返っていた。

自転車に乗っていたのは81歳女性で、女性は病院に搬送され、胸の骨を折るけがをしたが、命に別条はないという。

警察は、その日のうちに、走って逃げた運転手の19歳少年を過失運転致傷などの疑いで逮捕。逃げた理由について、少年は「白バイに追いかけられたから」と話し、容疑を認めている。
(「イット!」 7月31日放送より)

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