石川県内ではSNSを使用した高齢者を狙った投資詐欺が相次いでいて金沢と志賀町の男女2人が2900万円余りの被害が出ました。

この内、金沢市では60代の女性が今年1月、SNSアプリに表示された投資に関する広告を閲覧し投資者を名乗る者のLINEグループに加入したところ投資の指導者などを名乗る者から暗号資産でのFX投資や原油投資を勧められ今年1月から6月までの間に指定口座にネットバンキングで15回振り込みおよそ2600万円をだまし取られたということです。

また、羽咋市内に住む70代の男性は今年2月、SNSのアプリ上で投資に関するやりとりをする複数のアカウントとつながりやり取りをしていたところ「投資家による個別株の引き上げ操作を続け皆さんにさらに大きな利益をもたらします」、「40%以上の利益を獲得しました」などと勧められ株式取引名目で今年4月から6月までの間に指定口座に5回振り込み350万円をだまし取られたということです。

どちらの事案も弁護士に相談して発覚しました。

県内では今年6月までの間にSNS型の投資詐欺とロマンス詐欺が30件発生していて被害総額は約4億2700万円に上っています。警察は知らないアカウントや会ったことのない相手の話は信じず儲け話の勧誘は詐欺と疑うよう呼びかけています。

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