川崎市

 2日午前0時ごろ、川崎市高津区下作延4のマンション住民の女性から「帰宅したら内鍵がかかり、シンナーのような臭いがする。中に夫と子供2人がいるはずだ」と110番通報があった。消防隊員が駆けつけ、浴室で成人男性1人と女児1人、男児1人が服を着て、意識のない状態で倒れているのを発見。3人は病院に搬送されたが死亡が確認された。

 神奈川県警高津署や川崎市消防局によると、この部屋は通報した女性とその夫(34)、長女(5)、長男(4)の4人暮らし。発見時、浴室は内側からテープで目張りされており、浴槽内に発電機が置いてあったという。室内には物色されたり、争ったりした跡はなかった。

 部屋からは一酸化炭素が検知されており、遺書のようなものが見つかった。同署は3人の身元の確認や死因を調べるとともに、無理心中をはかった可能性があるとみて調べている。【遠藤和行】

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